■とにかく読書や本が好きな人
■静かに自分の人生を見つめ直したいと考えている人
■普通のホテルに飽きてしまった人
■「読書習慣を身につけたいけど、時間が無い…」と思ってる人
■子供の旅育に興味がある人
この記事では、私が行って良かったブックホテルや、これから訪れてみたいホテルを全部で42箇所ピックアップしています
ブックホテルとは?
そもそも、ブックホテルって何でしょうか?
■その場所だからこその読書体験ができること
■本がホテルのメインコンセプトの1つになっていること
以上がブックホテルの大事な要素だと私は感じています。
でも、本や読書をメインのコンセプトにしていないホテルでも、ライブラリーラウンジがあったり、ブックカフェスペースがあったりと、宿泊者が積極的に読書を楽しめる場所を提供してくれているホテルは全国にたくさんあるのです。
本×ホテルという、大好きな2つが掛け合わさった、私にとっては天国のような場所!
北海道エリア
まずは北海道エリアにあるブックホテルをピックアップしてみました。
1. ランプライトブックスホテル札幌
「本の世界を旅するホテル」というコンセプトで、札幌・名古屋・福岡の3か所で運営している、読書にピッタリなホテルです。
ホテルの1階には24時間利用できるブックカフェがあり、宿泊者でなくとも利用が可能。
本は「旅」と「ミステリー」を中心とした選書で、その数4,000冊!
名古屋のランプライトブックスホテルには宿泊したことがあるのですが、ランプライトブックスホテル札幌のブックカフェの方が広そうですね!
住 所:北海道札幌市中央区南2条西7丁目5-1
最寄駅:札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」、札幌市営地下鉄南北線「すすきの駅」徒歩9分
公式HP:https://www.suiden-terrasse.yamagata-design.com/
2. ホテル ナトゥールヴァルト 富良野
ふくろうのマークがかわいらしいこちらのホテルは、富良野にある「第二の我が家」というコンセプトのベビー・キッズウェルカムなお宿。
紙おむつの無料提供やベビーカーの貸出など、荷物のかさばる子連れ旅には嬉しいサービスもいっぱい!ボールプールや滑り台などが室内で楽しめるキッズスペースもあり、ホテルの中だけで十分に遊べる環境が整っています。
そしてホテルの2階には「FURANO SHARE LOUNGE」というライブラリースペースも! 『北の国から』の倉本聡作品の本を集めたコーナーもあるのだとか。
3. 芦別温泉スターライトホテル
施設の中には、「芦別温泉おふろcafé星遊館」というカフェ感覚で利用できるライブラリースペースがあり、1,000冊以上のコミックや雑誌の他、「森の図書館」と名付けられた図書館には豊富な蔵書があります。
温泉と本って相性が良いですよね!
「お風呂が楽しめるレジャー施設」と聞くとスーパー銭湯のような場所をイメージするかもしれませんが、レストランの食事は体想いの本格的なメニューがいただけそうですし、客室もスタイリッシュでおしゃれ。
ミキハウスの「子育て総研認定ウェルカムルーム」に認定されたお部屋もあり、赤ちゃん連れ・子連れに優しいお宿でもあるようです。
「おふろカフェ」は埼玉県・静岡県・三重県など全国に7か所展開されています。
【芦別温泉スターライトホテル&おふろcafe星遊館】
住 所:北海道芦別市旭町油谷1番地
最寄駅:JR「芦別駅」バスまたはタクシー
公式HP:https://ofurocafe-seiyukan.com/
東北エリア(山形、岩手、福島)
東北にも、たくさんのブックホテルがあります!
4. SUIDEN TERRASSE/スイデンテラス(山形)
山形県鶴岡市にある、「田んぼに浮かぶホテル」。
豊かな自然と美味しい食事、そして温泉が楽しめるホテルは、「瑞穂の国」日本を体験するにはピッタリです!
館内には、施設に訪れる人であれば誰でも利用できる共有棟ライブラリーと、宿泊者のみ利用できる宿泊棟ライブラリーの2つのライブラリースペースがあり、合わせて2,000冊の本が選書されています。
また、ホテルのお隣には「キッズドームソライ」という全天候型の児童教育施設があり、こちらにも800冊の本の蔵書があるそうです。
住 所:山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
最寄駅:「鶴岡駅」から車で10分、「庄内空港」からバス・車で20分
公式HP:https://www.suiden-terrasse.yamagata-design.com/
5. ホテルフォルクローロ花巻東和(岩手)
スイデンテラスは「田んぼに浮かぶホテル」ですが、こちらのホテルフォルクローロ花巻東和は「田園ホテル」というコンセプトがあるのだとか。
JR東日本ホテルズの1つで、のどかな田園風景が広がるエリアなため、最寄駅のJR釜石線「土沢駅」からは徒歩15分と少し離れていますが、ホテルにはヤギパドックがあり、ヤギとの触れ合いも楽しめるのだとか。
また、ホテル内には3つのラウンジがあり、そのうちの1つがブックラウンジとして、岩手をテーマに選書した本を自由に手に取れるようになっています。
住 所:岩手県花巻市東和町安俵6区134番地
最寄駅:JR釜石線「土沢駅」徒歩約15分
公式HP:https://familio-folkloro.com/hanamakitowa/
6. コンフォートホテル郡山(福島)
無料の朝食が嬉しいコンフォートホテルですが、実は、宿泊者なら無料で利用できるブックカフェもあるのです。
全国にあるコンフォートホテルのうち、40か所以上でこのブックカフェが併設されています。
ブックカフェ併設のコンフォートホテルは、とてもコスパが良いと感じるので、とてもおすすめ。
住 所:福島県郡山市方八町2丁目2-22
最寄駅:JR「郡山駅」東口から徒歩2分
公式HP:https://www.choice-hotels.jp/hotel/koriyama/
7.月のホテル(山形)
山形県酒田市にある、一度聞いたら忘れられない「月のホテル」。
どんなホテルなのか想像力を掻き立てられる名前ではないでしょうか。素敵!
このホテルは「Third Place(第3の場所)」というキーワードを掲げ、ホテルを訪れた人が落ち着き、くつろげるような空間づくりを大切にされているのだとか。
酒田・庄内・山形の文化を発信すること、そしてその魅力を広めていくことをホテルの使命に掲げ「コミュニティホテル」になるという独特なコンセプトを持つ、魅力的なホテルなのです。
ホテルのロビーにはライブラリースペースがあり、子供向けの絵本・漫画・小説・詩集などの約1,000冊の本が並びます。
めちゃくちゃ素敵!ぜひ行ってみたいですね!
【月のホテル】
住 所:山形県酒田市幸町1-10-20
最寄駅:JR「酒田駅」東口から徒歩1分
公式HP:https://tsukinohotel.jp/
8.裏磐梯高原ホテル(福島)
福島県会津地方にある「裏磐梯(うらばんだい)」高原。
春はお花見、夏は避暑地、秋は紅葉、冬はウィンタースポーツに温泉と、1年を通して豊かな自然を楽しめる高原リゾートです。
そんな観光地にあるこちらのホテルは1953年の開業とかなり歴史のあるリゾートホテル。
宿泊者限定のライブラリーラウンジがあり、自然・アート・建築・天体に関する書籍を中心に約1,600冊の蔵書が。フリードリンクも楽しめるようですし、ラウンジからは湖や森も望めて、眺めがとっても良さそう!
特別な読書時間を味わえること間違いなしですね!
9.ハタゴイン福島広野(福島)
ハタゴイン福島広野は、その名前の通り、現代の「旅籠」として、単なる寝泊まりする空間だけでなく「遊びの空間」としての機能も取り入れたホテル。
銭湯風の大浴場や漫画・雑誌が読み放題のライブラリー&ラウンジが特徴です。
特徴のある共有スペースがあるにもかかわらず、平日なら大人1名(素泊まり)で7,000円以下でも泊まれるのも魅力。しかも客室はシンプルでとってもオシャレ!
コスパが良さそうな点では、コンフォートホテルに共通しますね。
関東エリア(東京、神奈川)
お次は関東。
私は東京に住んでいるので、関東エリアは少しずつ制覇できているかな。
でも、まだまだ行ってみたい場所がたくさんです!
10~16. 芝パークホテル他(東京)
東京にあるブックホテルは、「【東京の本スポット】本好きにおすすめのブックホテルランキング7選!子連れで行くならココ!」で7か所ご紹介しています。
10.芝パークホテル
11.ブックホテル神保町
12.Bed And Book Tokyo
13.リッチモンドホテル プレミア東京スコーレ
14.コンフォートホテル神田
15.クインテッサホテル東京羽田 Comic & Books
16.LIBRARY & HOSTEL BUSOAN武相庵
17. 箱根ゆとわ(神奈川県)
箱根ゆとわは2019年にオープンした温泉旅館の「箱根ゆとわ」。
この施設の魅力は、レストランでの食事やホテル内のドリンク等が全て含まれたオールインクルーシブホテルであること。
18. 湯河原リトリートご縁の杜(神奈川)
湯河原駅から徒歩5分の場所にあるこちらの施設。
「本来の自分に還る旅」、「人生に変化が起こる宿」等のコンセプトがあるようで、自分を見つめなおしたい時、人生の転機や岐路に訪れてみたいお宿です。
この施設のこだわりの1つがヴィ―ガン料理。
卵や牛乳はもちろん、肉・魚も使用していないので、食事を整えたい人や食べるのある人も安心して利用ですね。
施設の中にはいたるところに本があるそうで、「ご縁の杜図書館」として宿泊者が自由に手に取れるように約1,500冊が用意されています。
迷ったときに本からヒントをもらうことって、たくさんあると思うので、今の自分に必要な本を探してみるのも良いかも。
住 所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-4-6
最寄駅:東海道線JR湯河原駅徒歩5分
19. 箱根本箱(神奈川)
雑誌「自遊人」が運営するブックホテル。
子連れでの宿泊は推奨されていない雰囲気があるので(雰囲気を大切にするため、危険個所があるため等)、まだ宿泊しに行けていませんが、過去にはキッズOKという日もあったので、またそんなチャンスがあったら良いなと思っています。
長野県松本市にある「松本本箱」は、キッズウェルカムなので子連れなら松本本箱をおすすめします。
中部エリア(静岡、山梨、長野、愛知、新潟)
中部地方はブックホテルがとても多いです。
でも、きっとまだまだ私が知らない宿泊施設もあるはず。
20. リゾナーレ熱海(静岡)
リゾナーレはキッズプログラムもあり、家族旅行で行くのにも楽しい場所ですよね。
リゾナーレ熱海は、ツリーハウスやアスレチック等もあり、子供と一緒に冒険気分を味わうことができそうです。
そして、ホテルの最上階には「ソラノビーチ Books & Cafe」があり、目の前の海を眺めながら読書タイムを楽しむことも!
室内でビーチの雰囲気を楽しめるカフェで、約1,000冊の本が所蔵されています。
住 所:静岡県熱海市水口町2-13-1
最寄駅:JR「熱海駅」より無料送迎バスで20分
公式HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareatami/
21. リゾナーレ八ヶ岳(山梨)
お次は山梨県八ヶ岳にあるリゾナーレ。
東京からのアクセスも良い高原リゾート施設です!
ショッピングモールの「ピーマン通り」はまるでヨーロッパの街中のようだし、もちろん自然を満喫することもできるので、非日常を味わうにはピッタリの場所。
そして、ホテルの中には「ブックス&カフェ」があり、コーヒー片手に読書タイムを楽しむことができます。
こちらのブックカフェは宿泊者でなくとも利用が可能ということなので、チェックイン前やチェックアウト後でも、利用できるというのは嬉しいポイントです。
ドリンクメニューも豊富でケーキもどれも美味しそう。
ついつい長居してしまいそうな場所ですね。
住 所:山梨県北杜市小淵沢町129-1
最寄駅:JR「小淵沢駅」より無料シャトルバスで約5分
公式HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareyatsugatake/
22. 坐忘(山梨)
こちらのお宿は、山梨県笛吹川温泉にある高級旅館です。
だいたい一泊7万円以上はするので、気軽に宿泊することは難しく、何かの記念日に行ってみたいな、と憧れ続けているお宿です。
客室は本館の他に、離れのお部屋もあり、離れには露天風呂もあり、プライベートな空間で温泉や食事が楽しめます。
そして、本館にはライブラリーがあり、山梨に関する書籍や、ワイン、懐石料理についての書籍の蔵書がありますよ。
23. 蓼科新湯温泉(長野)
蓼科新湯温泉の創業は大正15年。 ということは、あと数年で創業100年を迎える老舗旅館ということになります。温泉自体は「信玄の隠し湯」と言われているくらいなのでもっと長い歴史があるそうです。
さらに、数多くの文人が訪れたゆかりがある、文学の宿でもあり、本の世界に浸れるブックラウンジ「みすずLounge & Bar」と、壁一面に岩波文庫がビッシリ並んだ「岩波文庫の回廊」が。
おそらく、今回調べた中で断トツの蔵書数。
ブックラウンジはレトロな雰囲気で、まるでタイムスリップしたような雰囲気が味わえます。
ここでしか体験できない読書体験がきっとあると思うので、ここにはいつか一人旅で行きたいですね。雪深い蓼科で、暖炉の火に当たりながら読書するなんて最高です!
24. 枡一客殿(長野)
「枡一客殿(ますいちきゃくでん)」は、長野県小布施町にある旅館。
小布施町は葛飾北斎が晩年を過ごした場所としても有名で、北斎が88歳の時に描いた巨大な天井絵を見ることもできます。
小布施は長野県で一番小さな町だそうで、コンパクトだからこそ、
とにかく色々予定を詰め込みがちな旅行なので、
枡一客殿は江戸時代のいくつかの蔵を改築した建物で、
ライブラリーは24時間利用ができ、
歴史を感じながら本の世界に没頭できるなんて素敵ですね。
25. 松本本箱(長野)
長野県松本市にある浅間温泉にある松本本箱。
元々は歴史ある老舗旅館を、雑誌『自遊人』がリニューアルし、ブックホテルとして生まれ変わった古くて新しいホテルです。
松本本箱にあるのは、ブックショップなので本は全て購入することも可能。
「新しい知との出会い」をコンセプトに、およそ1万2000冊もの本が選書されているので、1日では見切れず、あれもこれも読んでみたいと手に取る本を迷うこと必至です。
実際に宿泊した際の記録は「【松本本箱in長野】子供と一緒に楽めるブックホテル!日帰り利用もOKの本屋で特別な読書体験を」で紹介しているので、良ければチェックしてください。
26. ランプライトブックスホテル名古屋(愛知)
24時間利用できるブックカフェがあり、名古屋だけでなく札幌と福岡にも系列ホテルがあります。
名古屋のブックカフェは、思っていたよりも狭い印象でしたが、本は約3,000冊もあり、本を読む人もいれば、PCに向かう人もいて、チェックイン前にカフェを利用して過ごすというのも良さそうです。
実際に宿泊した際の様子は「ランプライトブックスホテル名古屋|24時間使えるブックカフェが魅力!子連れ宿泊でも楽しめる理由3選」で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
住 所:山梨県甲州市塩山三日市場2512
最寄駅:地下鉄東山線「伏見駅」10番出口徒歩3分
公式HP:https://www.lamplightbookshotel.com/nagoya/
27. カーブドッチ(新潟)
カーブドッチは新潟市にあるワイナリー兼スパ。 ワインに自家製ビール・自家製パンが楽しめる最高の場所です!
ここには「ヴィネスパ」という温泉があり、日帰り温泉も楽しめますが、スパ棟は全体が本屋さん兼カフェになっていて、約4,000冊の本を自由に読むことが可能。
温泉を利用しない人でも本屋&カフェを利用することはできるとのことなので、新潟観光の合間にちょっと休憩したいという時にも良いですね。
残念ながら未就学児は利用することができないので、子供が小学生になったらぜひ利用したいです。
28. ロッテアライリゾート(新潟)
ロッテアライリゾートはLOTTEが運営する大規模なレジャー施設で、スキー場、スパ、ガーデンプール等があり、どの季節に訪れても楽しめること間違いなしの場所です。
「アジア最長のジャンプツアー」もあるらしく、子供と一緒に一度は行ってみたいですね! そんな、「アクティブに過ごす場所」というイメージが強いこちらのホテルの中には、なんとライブラリースペースもあります。
カジュアルに楽しめるリゾートホテルではあるものの、このライブラリーは一味違った雰囲気。ビジネス利用や、旅行疲れを癒すためにあるのだとか。
重厚感のあるソファと絨毯など高級感が漂う場所で、普段はなかなか手に取れない写真集などに巡り合えそうですよ。
住 所:新潟県妙高市両善寺1966, ロッテアライリゾート
最寄駅:JR「上越妙高駅」から無料シャトルバスで30分
公式HP:https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja.html
関西エリア(兵庫、京都、奈良)
関西エリアのブックホテルも、一度は訪れてみたい魅力的なホテルばかり。 早速紹介していきますね!
29. NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館(兵庫)
県指定の重要有形文化財「大庄屋 三木家住宅」に宿泊できるホテル。
「三木家住宅」中には全部で7室の客室があり、それぞれのお部屋が独立した形でプライベートな空間が確保されています。
その中に、約500冊の本が選書されています。
普通なら、それ自体が博物館になりそうな歴史的建築物に滞在できるなんて、もうそれだけで価値がありますが、趣ある建物の中で蔵書を楽しむことができるというのは、この場所だからこそ味わえるもの。
30. 三木屋(兵庫)
三木屋は創業300年! 兵庫県の城崎温泉にあるお宿で、国の登録有形文化財に指定されている歴史ある木造建築。
そんな志賀直哉ゆかりの旅館には、ライブラリースペースが設けられていて、落ち着いた雰囲気の中でこだわりの選書が楽しめます。
31. TUNE STAY KYOTO(京都)
京都に関する書籍を中心に2,500冊の本が手に取れる本屋併設のホテルです。 一度見たら忘れられない大階段には、天井まで壁一面の本が。
本を閲覧するのは24時間可能なので、このホテルに宿泊すれば、夜通し本を読みふけることも可能。
大階段では夜には15分程のショートムービーも上映されているため、本と映画の世界に浸りながら、マイペースにホテルステイを楽しめます。
しかもスイートルームでも、安い時期だと30,000円台くらいから予約できるので、お部屋の広さや受けられるサービスを考えると、コスパ高く滞在できますよ。
32. 梅小路ポテル京都(京都)
個人的に大好きなホテルで、既に家族で2度訪れている場所です。
京都駅からも徒歩圏内の梅小路公園という大きな公園内に位置するホテルで、宿泊者が自由に利用できる共用部分が非常に充実しています!
共用部分は、キッズスペース・ライブラリースペースの他、音楽を楽しめるレコードルームやボードゲームスペース、あとは銭湯もあるんです。
ホテルに滞在することが旅の目的になるような、そんな楽しい場所。
ライブラリースペースにある本の数はそれほど多くは無い印象ですが、キッズスペースには絵本も置いてあるので、大人も子供も楽しむことが可能です♪
33. 有馬温泉 陶泉 御所坊(兵庫)
これって鎌倉時代では!?とちょっと驚く歴史を持つお宿のようですが、それをさらに数百年遡ること631年に舒明天皇が訪れた史実が存在するのが有馬温泉。
もっと言うと「日本三古湯」として挙げられる温泉地で、日本の神話に登場することでも知られています。
そんな歴史ある温泉地にある、有馬温泉最古の宿には、ゆかりのある文化人も多いのだとか。
そんな文学の雰囲気を感じられる館内には、ライブラリーサロンがあり、宿泊者が自由に読書を楽しめる空間になっているそうです。
34. EHONホテル(奈良県)
2021年12月にオープンした「子どもが主役のホテル」です。
キッチンもあり、ホテルというよりも図書館付のお家のよう。
64平米の広々としたスペースで、1日1組限定なので、かなりマイペースに過ごすことができそう。
奈良県は私の地元なのですが、ホテルの最寄り駅の「学園前駅」は豪邸が多い閑静な高級住宅街なので、治安も良いし、子連れで利用するにはピッタリかも。 車が無いと少し不便ですが、バスでのアクセスも可能で、東大寺や法隆寺のある近鉄奈良駅にも乗り換えなしで15分程で行けますよ。
中国・四国エリア(広島)
中国、四国エリアにも行ってみたいブックホテルが実はたくさん!
これから少しずつアップデートしていきます。
35. 石庭(広島)
石庭は広くきちんと手入れされた日本庭園の中に12室のお部屋がある、何とも贅沢なお宿。
お庭からは日本三景の1つ安芸の宮島や瀬戸の海も眺めることができるとのこと。
石庭には、お宿の裏側にある山から引いた天然温泉があり、宮浜温泉を源泉としています。
温泉に、食事に、瀬戸の風景にゆっくりと身を任せて、時間の流れがゆっくりに感じられるような、ただ、そこにいるだけできっと心穏やかになれるような、そんなお宿ではないかと想像しています。
お部屋はそれぞれ個性や特徴があるので、どこに泊まるかじっくり考えたいところ。
そんな石庭には、ライブラリー・図書室の「吸吐(スーパー)文庫」があります。
お宿がとても落ち着いた成熟した雰囲気なので、ライブラリーの「スーパー文庫」というネーミングや、ちょっと雑多な雰囲気を感じるのが、何とも言えない良いギャップで、ますます興味を惹かれます。
九州・沖縄エリア
九州にも心惹かれるブックホテルがたくさんありますので紹介していきますね。
36. BUNSHODO HOTEL(福岡)
「文照堂」という老舗書店の跡地にある、全26室の小さなホテル。
お部屋のタイプも様々なので選ぶ楽しさもありますが、客室にはシャワーとトイレが無いタイプのお部屋もあるので要注意!
ホテルの1階には本が選べるラウンジがあり、客室の本と合わせて約300冊が所蔵されています。
本の数自体は少な目な印象ではありますが、公式HPから「本に泊まる」プランで予約すれば、チェックイン時に、テーマに合わせて選書された数冊の書籍と、ホテル1階にあるカフェのドリンクチケットがセットで受け取れる、なんていう素敵なプランも。
37. THE BASICS FUKUOKA(福岡)
もともとはハイアットリージェンシー福岡だった建物はそのままに、内装をリニューアルして生まれたのが、ザ ベーシック福岡。
「知的好奇心を刺激する」をコンセプトに、ホテルに滞在することで旅そのものがより楽しくなる、宿泊する人のワクワク感を刺激する工夫や環境づくりが魅力的なホテルです。
豪華なロビーに入ると、高さ42メートルの円形の吹き抜けに、見上げるような本棚(高さ8メートル!)が6本あり、約5,000冊の本が選書されています。
上の方にある本は飾りなのか、背面から取り出せたりするのか、一体どうやって取り出すのだろうと、まさに好奇心が刺激されます(笑)。
一部の客室では、読書用のプレイリストが聴けるサウンドバーが提供されていて、まさに本を読むためのホテルと言えそうです。
住 所:福岡県福岡市博多区博多駅東 2-14-1
最寄駅:JR「博多駅」筑紫口(新幹線口)徒歩7分
公式HP:https://www.thebasics.jp/fukuoka/
38. クインテッサホテル福岡天神 Comic & Books(福岡)
こちらは福岡市天神町にある、ちょっとお洒落なビジネスホテル。
このホテルには、宿泊者であれば無料で、24時間利用できる「マンガライブラリー」があるんです。
ロビー前にあるライブラリーには8,000冊のマンガが揃っていて、滞在中にシリーズものを読破するのも楽しそうですね。
コミックライブラリーのある系列ホテルは、東京(蒲田)、大阪(心斎橋)、京都(二条)にもあるらしいので、このエリアで宿泊する必要がある場合は、ぜひ一度訪れてみたいです。
住 所:福岡県福岡市中央区天神三丁目2番10号
最寄駅:「天神駅」 西1出口 徒歩2分
公式HP:https://quintessahotels.com/fukuoka-tenjin/
39. B・B・C長湯(大分)
大分県の長湯温泉にある老舗旅館、大丸旅館が運営する「ロングステイ型プチホテル」。
炭酸温泉の長湯温泉に、暮らすように旅しながら湯治ができる施設なのだとか。
カラダに優しい朝食が付いて、一泊5,170円からと非常にリーズナブル!
贅沢なホテルステイではありませんが、自然の中で心と体の健康を取り戻したい人にはピッタリな場所ですね。
「なにぶん、田舎ですし、都会のように全てが揃っている環境ではございません。でも、木立を吹き抜ける風や夜空に瞬く、たくさんの星、疲れた心と体を癒す温泉がここにはあります。(公式HPより)
施設内には、「林の中の図書館」という呼び方がぴったりの山岳図書館があり、宿泊者であれば、自由にその場所を利用することが可能です。
「小さな」図書館となっていますが、本の数は13,000冊とかなりの量!
さらに、それぞれが独立したコテージのようなお部屋には、「花袋」や「山頭火」といった、小説家の名前が付いていて、文学の香りを感じながら読書にふける…なんていう過ごし方ができる場所ですよ。
40. 暁(佐賀県)
佐賀県古湯温泉にある、築110年の古民家を改装した「泊まれる図書館」。
5年程前に『ソトコト』で取り上げられていたのをきっかけにこの場所を知って以来、憧れ続けている場所です。
何と、夜は1日1組限定のお宿になるため、図書館を独り占めすることができるそう!
暁においてある本棚はキューブ型の小さな木製本棚。
ジャンル別に並んでいるのではなく、それぞれの本棚には本の推薦者がいて、「自宅の本棚にずっと置いておきたい本」というテーマで、 BEST20冊が並びます。
暁は、会ったことはないけれど本の推薦者と本を手に取る人とが、本を通じて繋がることができる唯一無二の場所なのでしょうね。
41. i+Land nagasaki(長崎県)
長崎市内から車で30分程の場所にある、伊王島のエンターテイメントリゾートホテル。
天然温泉・スパ、岩盤浴、屋内のプレイキッズランド等、施設内設備も超充実していますが、夏には海水浴やBBQ、冬はナイトウォーク等、季節を問わず様々なアクティビティを楽しめる、島がまるごとテーマパークのような場所なのだとか。
肝心の本については、岩盤浴内にあるヒーリングラウンジに、漫画や雑誌など、約1万冊の本が並ぶエリアがあります。
もう少し子どもが大きくなったら、各々ここでダラダラ読書するのも楽しいですね。
42. Book & Beach Hotel 浜比嘉別邸(沖縄)
最後は沖縄にあるブックホテルです。
ここは、沖縄本島から橋を渡って行ける浜比嘉島(はまひがじま)にある一棟貸し切りの古民家を改造したホテルというよりはバケーションレンタル。
『ていねいに旅する沖縄の島時間』という離島に関する書籍の著者であり編集者の永元深智(ながもとみち)さんが手がけたホテルで、おうちの中の至る所には様々なジャンルの本!本!本!!がおよそ1,500冊置かれています。
ホテルからビーチまで徒歩3分という場所で、「神の島」と呼ばれている浜比嘉島の自然を満喫できるところも、このホテルだからこそ味わえる贅沢さ。 自然の中で癒されて、本からのインプットをもらえば感性が磨かれる旅になること間違いなしですね!
日本全国のブックホテル~まとめ~
以上、全国にあるブックホテル(本の宿)を全部で42施設、ご紹介してきました。
今回調べてみて、ブックホテルは大きく4つのパターンに分類できることが分かりました。
2. 本を購入できるブックストアがある
3. ホテルの色々な場所に本が陳列されている
4. 1~3がミックスされている
今回はこの4つのパターンのいずれかに当てはまるホテルを調べましたが、本は置いていないものの、「読書を楽しむ」というコンセプトで、独自の選書サービスを行っていたり、読書プランを提供していたりと、本にまつわるサービスを提供しているホテルはまだまだたくさんあります。
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