【松本本箱】子供と一緒に楽めるブックホテル!日帰り利用もOKの本屋で特別な読書体験を

ブックホテル

こんにちは。
月1の親子旅を実践中の「子どもと行くBOOK HOTEL」ブログへようこそ!

私がブックホテルの魅力にはまったキッカケ、松本十帖・松本本箱。

宿泊したのは2021年8月。
当時2歳だった子供と一緒に、初めての二人旅をしようと思い色々とし食べていた時に、本が好きな私が子供と一緒に楽しめる場所だと思い、宿泊することを決めました!



実際に泊ってみて、松本十帖は小さな子供連れにも、とてもおすすめだと分かりました!
格別な時間を過ごせる場所として、自信を持ってお勧めできるホテルです。

ざっくりまとめると、おすすめな理由は5つ!

1. お風呂いっぱいのボールプールのある「子供本箱」(絵本エリア)がある
2. ベビー&キッズウェルカムのお宿「小柳」はお世話グッズが充実している
3. 親子のためのレストラン「ALPS TABLE」が楽しい!
4. 温泉街の日常を体感できる
5. 託児サービスを利用して、ワーケーションも可能かも!?
 

【このブログで分かること】

■松本十帖・松本本箱の全体イメージ

■日帰りでも楽しめるブックホテル・本屋・カフェについて

■小さい子供と一緒れに楽しめるお宿「小柳」のお部屋

■松本十帖での食事、キッズメニュー

これから訪れる人の参考になったら嬉しいです。

松本十帖・松本本箱は自遊人が手がけるホテル

松本十帖は自遊人が手がける浅間温泉再生プロジェクトの総称で、「松本本箱」と「小柳」という二つの宿に加えて、「おやきとコーヒー」と「哲学と甘いもの」というカフェ等が松本十帖の施設になっています。

初めてHPを見る人にとっては少しややこしいのですが、本屋さんのあるブックホテルは「松本本箱」で、「小柳」はすぐ隣にある別の建物になっています。

こちらが松本本箱↓。

こっちが小柳です↓。

2020年7月にオープンしたこれらの施設。
でも私が訪れた2021年8月の時点では、まだプレオープン中でした。

が、2022年7月グランドに、ついにグランドオープンし本格稼働されています!

浅間温泉は「松本の奥座敷」と言われていたそうで、松本城のお殿様の別荘があったのだとか。

明治期以降、夏の閑散期に養蚕が盛んになったことから、松本駅から路面電車も通っているくらいの賑わいがあったそうです。

松本本箱に子連れで泊まるなら、キッズウェルカムの小柳へ

松本十帖には私と子どもの二人で宿泊しました。

スタイリッシュな松本本箱も素敵だなと思いましたが、お部屋の照明は暗そうで、また「小さな子供には危険個所もある」と書かれていたので、ベビー・キッズウェルカムをうたっている小柳の方に宿泊することに決めました。

2021年8月の時点では予約方法は公式HPからのみでしたが、今は一休からも予約が可能です。
公式HPからの予約だと、次回使用できる5,000円の割引チケットがもらえますよ!

松本本箱へのアクセス・カフェでのチェックイン

松本駅からホテルまでは、タクシーを利用。
バスも通っていますが、タクシーで2,000円くらいの距離なので便利さを優先させました。

普通のホテルとちょっと違う点が、チェックインは、ホテルではなくホテルから徒歩5分ほどの場所にあるカフェ「おやきとコーヒー」で行うということ。
※タクシーの運転手さんには、「松本十帖の『おやきとコーヒー』までお願いします」と伝えれば、問題ありませんでした。

これも松本十帖が浅間温泉全体の活性化を目指しているからこそ。
訪れた人には街歩きをして欲しいのだそうです。

「おやきとコーヒー」の建物は、半分は地元の方のための共同浴場になっています。

さすがは温泉街!

また、ホテルには駐車場が無いので、このカフェの隣の駐車場を利用します。
徒歩でホテルに向かうのが難しい人は車で送迎してもらえるとのこと。

手荷物以外はお部屋に運んでもらえますので、ここで身軽になって散策できますよ♪

お部屋に入れるのは15時からですが、チェックインは13時から可能なので、早めに手続きを済ませた後は、浅間温泉を散策するもよし、松本本箱で読書を開始するもよし、その他のブックカフェに行ってみるもよし、ですね。

ボールプールのある本屋さん!松本本箱は子供も楽しい!

チェックインを済ませた後は、さっそく松本本箱に。
ブックストアはホテルに滞在する人でなくても利用可能ですが、宿泊者以外は事前の予約が必要です。

ブックストアはテーマの異なるエリアに分かれていて、「本の道」、「げんせん本箱」、「オトナ本箱」、「こども本箱」「三六五+二(367)(レストラン)」の5エリアが。
「新しい知との出会い」をコンセプトに、選書された本はおよそ1万2000冊!
想像している以上に、1つ1つのエリアは広く、全てを楽しみつくすには時間が足りないほどでした。

好奇心をそそられる本、本、本の山!!

本好きの人にとってはたまらない場所ですが、普段本を読まない人も、手に取ってみたくなること間違いなしです。

そして、ユニークなところが、「オトナ本箱」と「こども本箱」は、もともとは大浴場だった場所を改装しているということ。

こども本箱は浴槽がボールプールになっていて、大人も童心に戻れる場所です。

角張った浴槽の角に頭をぶつけたりしないか心配でしたが、きちんと保護されていたので安心です。
でも、少し危険もあると思うので、大人がしっかり見ていましょう!

スタッフが巡回するわけでもなく、本の取り扱に関する注意書きがあるわけでもないのに、絵本はどれもきれいな状態でした。

本が好きな人=本を大切に扱う人が多いのかな。

気に入った絵本はもちろん購入可能。

厳選したつもりが、やっぱり何冊も買ってしまいました…。

松本十帖・小柳のスモールガーデンツインの様子

個人的に、小柳のお部屋は、これまで泊まったどのホテルよりも好きでした!
決して広くはないものの、浅間温泉の雰囲気を感じられる窓の外の風景は素晴らしく、水回りは広々。

裸足でも気持ちいい畳、ダラダラするにはちょうどいい大きなクッション、そして子ども用のお世話グッズに絵本と、必要な物が全部揃っています!



何といっても、お部屋にいながら厳選かけ流しの温泉が楽しめる贅沢さ。

子どもは既にオムツもミルクも卒業している年齢でしたが、気になったのが夜のおねしょ。

なので、おねしょシートをお願いしたところ、お世話グッズとおもちゃが入ったBOXを用意してくださいました。

BOXの中には以下の物が入っていました!
・おしりふき
・ベビーソープとベビーローション
・哺乳瓶の殺菌ケース
・積み木(ベビー向け)
・おねしょシート
・絵本
これだけあれば小さな赤ちゃんでもかなり助かりますよね。
※ベビーベッドや電子レンジ付のファミリー向けのお部屋もあります。

また、各フロアにはウォーターサーバーやコーヒーマシンの他、おせんべいなどのちょっとしたおやつ、果物のジュース、そしてアイスクリームまで用意されていました。

小柳には、ホテルのお部屋によくあるペットボトルのお水は置いてありません。
その代わり、持ち帰りOKのボトルがお部屋に置いてあるので、それで自由にウォーターサーバーやコーヒーマシンから飲み物が飲めます。
(最近こういうタイプのホテルが増えてきましたね!)

そして、他のホテルと一味違うのがデスク回り。
ここにもホテルお勧めの一冊が置かれていますし、「松本十帖のご案内」も、まるで雑誌のような読み応えある内容。



そして、ネットワーク接続型のポータブルテレビ。
お部屋の雰囲気を壊すことなく存在感は控えめですが、子連れには、あるとありがたいテレビ機能もちゃんと備えられています。

松本本箱・小柳での食事(夕食・朝食)

夕食も朝食も、地元の食材を使い、「グルメ」というよりも「ヘルシー」で、それでいて洗練されていて、満足度が高かったです。

夕食

夕食は子どもウェルカムのファミリーダイニング『ALPS TABLE』へ。
ALPS TABLEは松本本箱ではなく、小柳の地下1階に入っているレストランです。

ALPS TABLEは、小さな子でも飽きないようにコースの品数は少な目。
1時間強で食事の提供が終わります!

レストランの中には、信州の食を学べるプロジェクションマッピングや、絵本やおもちゃが置いてあるコーナーもあり、様々な動物や植物が描かれた店内は、とてもかわいいです。

子どもに優しいレストランであって、かつ体験も大切にしていることが分かります。

私が松本本箱を訪れた時は、お客さんがとっても少なく、夕食も私と娘の1組だけ。
子連れで旅行する人が少なかったんでしょうね…。

貸し切り状態でとっても贅沢でしたし、スタッフの方がきめ細やかに、心を込めて接客をしてくださったことは本当にありがたかったものの、やはり少し寂しかったですね…。

きっと、今行けば子どもたちのにぎやかな声が飛び交う楽しい雰囲気を味わえるのだろうな♪

朝食

朝食は松本本箱の1階にあるレストラン『三六五+二(367)』でいただきました。
ここにも本がずらりと並びます。

朝食のコンセプトは「ヘルシー&コンシャス」だそうで、色々な野菜を素材のそのままで楽しめました。

手作りのグラノーラや焼き立てのパン、スープで、パワーチャージできるメニュー!

松本本箱は、他にも子供と一緒の旅行に嬉しいポイントがたくさん!

松本本箱は子供も楽しめるブックストアがある他、キッズウェルカムのレストランダイニングがあったりと、子連れ旅には本当におすすめなのですが、他にも嬉しいポイントがあります!

ワーケーションも夢じゃない!?プリスクールもある!

私がまた松本十帖を訪れたいと思っている理由が、これ。
松本本箱と小柳のすぐ近くに、旅行者も利用できるプリスクールがあるんです!

古い蔵のような建物にプリスクールなんてあるの?と半信半疑でしたが、その名も「Prechool MAI.MAI」。

MAI.MAIは「夢中になって遊ぶ!」をモットーにした、少人数制のプリスクールだそうで、1人1人の個性を尊重しながら「ART」「Music」「Performance」を通して様々な事を学べる場とされています。

・通常入会金が必要ですが、ビジターなら保険料(700~1,000円)と保育料(1時間1,500円~)だけで利用が可能。

・0歳からのプリスクールとして、幼児教室として等、色々な通い方があるそうなので、赤ちゃんから未就学児までは問題なく利用できそう。
ただ、利用するためには予約が必要で、詳しいことは確認が必要です。

『旅育BOOK』の著者、村田和子さんによると、家族旅行であっても、旅先では家族各々で過ごす時間を持つことが大切だそう。

子どもが初対面の人と過ごすことで経験の幅を広げる事、そして親がリフレッシュできる時間を過ごすも大切だからです。

私も家族でスキー旅行に行った際には、キッズスクールに参加していました。
親が見ていない、知らない経験をすることで、少し自信が付く、旅先での思い出がより楽しいものになった記憶があります。

「かわいい子には旅をさせよ」と言いますし、次回は、松本十帖でのワーケーションを実現させたいと思います!

温泉のある街の日常風景を知ることができる

松本十帖がある浅間温泉は、温泉街でありつつも住宅街。
普通にその地域に暮らす人々が行き交う風景が見られます。

地元の人しか利用できない共同浴場があちこちにあったり、飲料水として温泉を利用できたりする水汲み場があったりします。

街のいたるところで道祖神と出くわし、それを探すのもきっと楽しいです。

自分が暮らす町並みとは違った風景を見ることで、きっと子供にも発見があるはずです。

2021年夏は、松本十帖のスタッフの方が、街を案内してくれるツアーも無料で開催してくれていました。今もやっていたら、これはぜひ参加してほしいです!

(おまけ)次回の滞在で利用できる5,000円割引のチケットがもらえる

公式サイトからの予約に限ってもらうことができる割引チケット。
他の予約サイトと比較してそれほどお得感はないかもしれませんが、自遊人が運営するホテルであればどこでも利用可能なので、今後色々行ってみたい!という方にはお勧めできると思います。

【自遊人ホテル】
■里山十帖(新潟県)
■箱根本箱(神奈川県)
■松本本箱(長野県)
■講 大津百町(滋賀県)
■SILVER MOUNTAIN LODGE(新潟県)

自遊人の代表、岩佐十良さんによると、宿泊施設は単なる「宿・ホテル」ではなく、リアルな体験を舞台装置にさまざまな情報を「伝え」、発見や感動を創造し、共感を連鎖させることで大きなムーブメントを生み出す「新しい時代のメディア」でありたいとのこと。

すっかり自遊人ホテルのファンになった私。

これからも独創的だけど、親しみやすいライフスタイルホテルを創っていってくださることを期待して、次回の滞在をいつ・どこにしようかワクワクです!

松本本箱以外にも、子供と一緒に楽しめるブックホテルは、こちらの記事でも紹介しています!

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